たろ
Jupyter Notebookで作業中にメモリの利用量を知りたいけどどうやって知ることができるの?
こんな疑問にお答えします。
本記事の内容
- Jupyter Notebook上にメモリー表示可否の調査結果
- Jupyter Notebookで作業中のメモリ利用量を表示する
- jupyter-resource-usage というパッケージの活用
Jupyter Notebook上にメモリの表示はできるの?
結論・・・出来ます!!
ネットで調べてみるとどうやらあるパッケージをインストールすることで実現できることがわかりました。
pip や conda でインストールするだけで簡単に実現できます。
具体的な利用例を次に紹介します。
jupyter-resource-usage をインストール
Jupyter Notebook上にメモリ利用量表示するには jupyter-resource-usage をインストールします。
pipの場合:
pip install jupyter-resource-usage
condaの場合:
conda install -c conda-forge jupyter-resource-usage
ノートバックのバージョンを知るにはターミナルで以下のコマンドを実行します。
$ jupyter notebook --version
6.0.3
拡張機能を手動で有効:
jupyter serverextension enable --py jupyter-resource-usage --sys-prefix
jupyter nbextension install --py jupyter-resource-usage --sys-prefix
jupyter nbextension enable --py jupyter-resource-usage --sys-prefix
Jupyter Notebookを実行
インストール後はターミナルでJupyter Notebookを実行するだけでOKです。
ノートブックにアクセスすると右上の方に利用中のメモリ量が表示されています。
また、更なるオプションとしてメモリの利用閾値や警告の閾値をオプションで設定できるようです。
–ResourceUseDisplay.mem_limit や –ResourceUseDisplay.mem_warning_threshold=0.1 といったオプションをJupyterコマンド実行時などに渡せばOKのようです。
詳しくは公式ドキュメントを参照してください。
まとめ
- Jupyter Notebook上に利用中のメモリを表示は可能
- 表示には jupyter-resource-usage をインストール
- ノートブックのバージョン次第では追加の設定が必要
- さらなる拡張機能もあるので用途に応じて使い分けたい