この記事の対象者
- Anaconda の仮想環境が使える
- 仮想環境のパッケージを確認したい
- 仮想環境を別のPCで再構築したい・共有したい
- コマンドラインで Anaconda の操作ができる方
こんな方に向けて書いた記事です。
Aaconda でよく使うコマンドの参考↓
Anaconda の yml ファイルってどんなもの
Anaconda の yml ファイルは仮想環境内に含まれているパッケージとそのパッケージのバージョンが書かれたファイルです。
yml ファイルを出力してみる
yml ファイルは下記のコマンドで取得できます。
conda env export > filename.yml
現在アクティブな環境のリストを出力します。
$ conda info -e
# conda environments:
#
base * /Users/kentarowork/opt/anaconda3
ここでは base 環境が対象です。
出力した filename.yml の中身の確認。
name: base
channels:
- defaults
dependencies:
- _ipyw_jlab_nb_ext_conf=0.1.0=py38_0
- alabaster=0.7.12=py_0
- anaconda=2020.11=py38_0
- anaconda-client=1.7.2=py38_0
- anaconda-navigator=1.10.0=py38_0
- anaconda-project=0.8.4=py_0
- applaunchservices=0.2.1=py_0
以下省略。
ここで出力した yml ファイルを共有することで別のPCで簡単に環境を再構築することができます。
yml ファイルを使って環境を再構築
受け取った yml ファイルを使って環境を再構築するには下記のコマンドを実行します。
conda env create -n [env_name] -f [file_name].yml
yml ファイル内に環境名の指定がある場合、[env_name] は不要です。
conda env create -f [file_name].yml
おまけ:TensorFlow2.0 環境の yml ファイルを自作してみた
name: tfv2
channels:
- https://conda.anaconda.org/menpo
- conda-forge
dependencies:
- python==3.8.5
- numpy
- matplotlib
- jupyter
- scikit-learn
- pandas
- pip
- pip:
- tensorflow==2.4.0